「風車は回る、夢をのせて。今、ときめく青春の輝き。」
日本最初のアイドル.明日待子、ここに登場!
貴重な歴史的映像と証言の記録!
戦後ムーランの座長夫人だった三崎千恵子、最後の出演映画!
新宿に咲いたエスプリとエロスの劇場の記録、「ムーランージュ新宿座」生誕80周年記念映画。何よりも今でいうアイドルの元祖であるこの劇場のトップスターだった明日待子(あしたまつこ)をはじめ、この劇場出身者の楠トシエ、三崎千恵子などや野末陳平氏などのよそ20名に及ぶ関係者に取材を敢行し、歴史的にも貴重な資料や証言を収録。この劇場が閉館してから60年が経った今、献身的情勢的に映画人の魂を結集,した記録映画である。
〈STORY〉
ムーラルージュ新宿座とは、浅草の玉木座の支配人だった佐々木千里が1931年(昭和6年)の暮れに開館した芝居とレビューを提供する常設の劇場でした。
魅惑的なレビュダンス以外に風刺劇や抒情劇で学生.インテリ層の人氣を集め、新宿の街にその屋根に乗せた赤い風車の目印とともに劇場から有島一郎、望月優子、明日待子、森繁久弥、三崎千恵子、由利徹などの名優が巣立って行きました。歌ありコントありトークありのバラエティという言葉はこの劇場から生まれました。この劇場が閉館してから60年が経ち、数少ないムーランの出身者に取材をして隱れていた貴重な資料や証言と共につくりげた記録映画です。
〈CAST〉
明日待子 中村公彦 三崎千恵子 野末陳平 森川時久 楠トシエ 大空千尋 など案内役:ラサール石井
〈STAFF〉
監督:田中じゅうこう 脚本構成:大隅充 音楽:仙石幸太郎
プロデューサー:千葉一彦、三輪敏雄、橋本啓一 攝影:本吉修